三國志 Campaign for Age of Empires（帝國時代 I 四十關長篇戰役）漢化

狂~劇情狂

已翻譯關卡數目：12/40

《三國志 Campaign for Age of Empires》是 2000 年日本玩家三好たつや（Tatsuya Miyoshi）、藤岡たけし（Takeshi Fujioka）、川本よしのり（Yoshinori Kawamato）三人聯合設計的《世紀帝國 I 》戰役，合計由約四十個劇本組成，重現了《三國演義》的多個經典場面。作品發佈時間約與楊大棒為《世紀帝國 II ：征服者入侵》設計的 120 回《三國演義》相若，但三好等人的作品卻是堅持在連《羅馬霸主》資料片都沒有應用的環境下完成製作的，而且令人驚訝的是，若不考慮兩代遊戲本身限制以及日本讀者對《演義》誤解的問題，本作在可玩性、挑戰性以至重現原著情節方面都完全超越了楊大棒之作，這點相信單從進入遊戲前的開場地圖已經可見一班。另外，由於大多數關卡都需要玩家活用地形以少勝多，所以作者還特別設計了一些事前訓練讓遊戲者先行熱身。



原文文字量約為五萬字左右，在翻譯遊戲相關內容時以台灣微軟官方中文版為準。

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演習 其の一 《砦の攻防》
演習之一《城寨攻防》

シナリオの説明：
劇本說明：

戦場では、寡兵をもってして大軍に立ち向かう時がある。
在戰場上，有時候得以寡兵來面對大軍。
この演習は、砦付近にて、大軍を迎え撃つためのものである。
這個演習是要在城寨附近去迎擊大軍。

目的：
目的：

－ 敵軍の全滅
－ 敵軍全滅。


ヒント：
提示：

－ 騎兵へ待機命令を下し、壁の入り口を封鎖せよ。
－ 給騎兵下達堅守陣地的命令，封鎖城牆入口。
－ 騎兵の背後より、弓騎兵にて最も手前の敵兵を狙うが良。
－ 最好讓騎兵射手從騎兵背後狙擊最靠前的敵兵。

結果：
結果：

大軍を相手にする戦は、この先もっとも多いであろう。
以大軍作為對手的戰鬥，未來還會有很多的。
地の利を活かせば、勝利も可能である。
若果能夠活用地利，絕對是可能取得勝利的。

結果：
結果：

戦の勝敗とは、兵の多寡にあらず。
戰爭的勝敗並非取決於兵數多寡。
小を以って大を成してこそ、名将といえよう。
以小成大，才稱得上一位名將。

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演習 其の二 《突破》
演習之二《突破》
シナリオの説明：
劇本說明：
戦場では、絶体絶命の窮地から、脱しなければならない時がある。
この演習は、敵の攻撃をかわし、陣の突破を想定した演習である。
在戰場上，有時候不得不從窮途末路的困境設法逃脫出去。
這個演習是模擬遭敵人攻擊時突破陣地的演習。
目的：
目的：
－ 政治機関まで移動
－ 移動去到政府中心。
ヒント：
提示：
－ 敵軍との交戦は避けるべきである。
－ 要避免與敵軍交戰。
－ 石壁の破壊に手間取ってはならない。
－ 不應該花時間破壞石牆。
結果：
結果：
どんな窮地においても、必ずや敵に隙がある。この隙を衝いたならば、
幾重に包囲されようとも、見事にこれを突破し、追撃を振切る事ができるであろう。
無論任何窮地，敵人必然都有破綻。祇要衝向這道破綻，即使是遭幾重包圍，也能夠漂亮地將之突破，並且擺脫追擊。

結果：
結果：
近くの敵にとらわれず、遠くを見据え、止まらず進むがよかろう。
別擔心靠近的敵人，目光應該望向遠方，不停前進就好。

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演習 其の三 《判断力》
演習之三《判斷力》

シナリオの説明：
劇本說明：

無暗に攻めてばかりでは、味方の体力は減少いたすであろう。
武将たるもの、退く時の見極めも肝心である。
この度の演習では、その判断力を、養ってもらうのが目的である。
如果輕率進攻，盟友的體力便會減少了。
身為武將，看清後退時機也是很重要的。
今次的演習目的便是培養那種判斷力。

目的：
目的：

－ 敵軍の全滅
－ 敵軍全滅。

ヒント：
提示：

－ ほどよく攻めれば退き、兵の治癒を致すよう。
－ 適當地進攻與後退，以便醫治部隊。
－ 盲目の聖職者は、間近でなければ治癒できない。
－ 盲跛僧侶若不夠接近就不能進行醫治。

結果：
結果：

兵の損失は、最小限に抑えなければならない。
味方を回復させる為の退却は、決して恥ずべき行為ではない。
必須將兵隊的損失降至最低。
為了回復盟友而退卻決非可恥的行為。


結果：
結果：

巧をあせって、敵を深追いしてはならない。
千萬不要貪功窮追敵人。

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演習 其の四 《転向》
演習之四《感化》

シナリオの説明：
劇本說明：

勇猛な武将ほど、味方にすれば心強いものはない。
これが最後の演習となるであろう。
如果可以讓勇猛的武將成為盟友，那就再也沒有比這更讓人放心的事了。
這將是最後的演習。

目的：
目的：

－ 敵軍の全滅
－ 敵軍全滅。

ヒント：
提示：

－ 砦内の者を説伏せ、味方につけよ。
－ 說服寨內人員加入成為盟友。
－ 説伏せるに値する者を選べ。
－ 選擇值得說服的人。

結果：
結果：

すべての演習を終えた貴殿には、戦に出る力が備わって居ることであろう。
完成了全部演習的閣下，顯然已經居於備有出戰能力的狀態了。

結果：
結果：

難攻不落の城といえども、内部の者に謀叛をおこされれば、自ずと崩壊いたすであろう。
即使是難攻不落的城池，若有內部人員謀叛的話，自然也會隨之崩壞。

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桃園の誓い　黄巾賊の乱
桃園之誓　黃巾賊之亂

歴史的背景：
歷史背景：

　中国の後漢末期、洛陽の皇帝は霊帝であったが、才を持たず、家臣に言われるがままの暗愚さであった。宮廷内には十常侍と呼ばれる十人の宦官がいたが、我が身の利益のみを得らんとする傍若無人ぶりで、権勢争いに終始していたのである。この様では、天下が平和である筈もなく、民衆らは常に、不安を抱えながらの生活を強いられていた。
　　中國後漢末期，洛陽的皇帝為靈帝，碌碌無才的他被家臣們稱作昏庸愚昧。宮廷內被呼為十常侍的宦官十人，為獲得自身利益而表現得旁若無人，由始至終都在爭奪權勢。在這種情況下，天下和平是沒有可能的，民眾經常都被強迫抱持不安生活下去。

　このころ、張角という人物が自らを首領とし、黄帝老子の教えと称する、太平道という一種の宗教組織のもとに、困窮した農民を集め、各地の信徒十数万を蜂起させていた。農民たちは黄色の布をまとって目印としたことから、黄巾賊と呼ばれるようになった。
　　這時，有一種叫太平道的宗教組織，以一名叫張角的人物為首領，稱頌黃帝及老子的教誨，它召集了困窮農民，令各地信徒十數萬蜂起舉事。農民們以黃色的布作為標誌，故此被呼為黃巾賊。

　国は乱れ、黄巾賊が暗躍し、略奪殺戮を繰り返していたが、その勢いはとどまる事を知らず、もう地方の兵で防ぐ事は困難となっていた。
　　國家日益混亂，黃巾賊正暗中活動，並不斷進行掠奪和殺戳。他們勢不可擋，要靠地方兵隊防範他們是一件困難的事。

桃園の誓い　黄巾賊の乱　光和七年（西暦184年）　難易度：★★　所要時間：9分以上　

シナリオの説明：
劇本說明：

　楼桑村に住む若者、劉備玄徳は、村で待つ母のために働きながら旅をしていた。このころ黄巾賊と呼ばれる賊が暗躍し、略奪殺戮を繰り返しており、玄徳も黄巾賊に追われる事となってしまった。絶命かと思われたその時、途方もない巨大な偉丈夫が現れ、玄徳を救ったのである。その偉丈夫は、元鴻家の浪士、張飛翼徳であった。
　　住於樓桑村的青年劉備玄德，為了待在村中的母親而出發旅行。這時被呼為黃巾賊的賊徒正暗中活動，並不斷進行掠奪和殺戳，玄德也成為了黃巾賊追殺的對象。在他以為是窮途末路的時候，一名高大得難以想像的好漢出來救了玄德，而這位好漢就是原本隸屬鴻家的流浪武士張飛翼德。

　その後、村に戻った玄徳は、母から自分が漢の中山靖王、劉勝の血筋である事を知らされる。そんな折、黄巾賊から玄徳を救った、張飛翼徳がその場へと現れたのである。張飛は、張飛にも勝るほどの威風を備えた偉丈夫を伴っていた。その男の名は関羽雲長といった。二人は、玄徳が高貴の品格を備え、ただならぬ素生であることを看破しており、玄徳を盟主と仰ぎ、大志の旌旗を掲げたいと申し出る。玄徳は、起つべき時を迎えたと察し、乱れきった世の中を正すために立ち上がる決意をした。そして劉備、関羽、張飛の三人は、楼桑村にある桃園にて義兄弟の盃を交わし、生死を同じゅうせんと誓ったのである。
　　其後，返回村中的玄德由母親那處得知自己擁有漢中山靖王劉勝的血脈，而在這個節骨眼上，從黃巾賊手中救出玄德的張飛翼德又再出現了。陪伴著張飛的乃一名威風更勝張飛的好漢，這男人的名字就是關羽雲長。二人看破玄德具備有高貴的品格、不平凡的出身，並且請求將玄德當成盟主來揭旗貫徹大志。玄德察覺到自己已經迎來崛起的時機，便決意站出來糾正亂世，於是劉備、關羽、張飛三人便在樓桑村的桃園裡交盃結為義兄弟，誓言從此一直同生共死。

　三人は黄巾賊を討つために集まった義勇軍を引き連れ、まずは黄巾賊が陣を張る大興山へと向かった。
　　三人引領為討伐黃巾賊集結的義勇軍，第一時間向黃巾賊佈陣的大興山進發。

目的：
目的：

－ 村で待つ母のために金を100採取せよ。
－ 劉備（科利斯、村民）需要為在村中等待的母親採集 100 單位的黃金。
－ 黄巾賊をかわし、途中に出会う張飛（精鋭重騎兵）と共に村へ逃げ帰れ。
－ 抵擋黃巾賊後，與途中遇見的張飛（金甲騎兵）一起逃歸村中。
－ 村では関羽（精鋭重騎兵）と義勇軍が待っている。村の南に位置する大興山に陣取る黄巾賊を全滅させよ。
－ 會合在村中等著的關羽（金甲騎兵）與義勇軍，並且全滅佈陣於位置在村南的大興山的黃巾賊。
－ 上記の目的を達成し、劉備、張飛、関羽の３人が大興山山頂に集合すれば勝利となる。
－ 達成上述目的之後，讓劉備、張飛、關羽三人於大興山山頂集合以宣告勝利。

ヒント：
提示：

－ 金の採取は後になればなるほど困難になる可能性が高い。
－ 如果到後期才採集黃金，事情變得困難的可能性很高。
－ 敵が建物を攻撃している間はこちらには気が付かない。
－ 敵人攻擊建築物期間不會注意到我方行動。
－ 街から脱する際は、旗を目指して走れ。
－ 要從街上脫逃之際，請以旗幟作為目標逃走。
－ 自軍のユニットは、Deleteキーで削除することができる。
－ 自軍部隊可按 Delete 鍵進行刪除。

結果：
結果：

　初陣を幸先の良い勝利で飾った劉備率いる義勇軍は、その後も連勝を続け、劉備の名は世間に知られるようになっていった。
　　劉備率領的義勇軍於初陣獲得了勝利，其後更續連戰連勝，劉備的大名從此在世間廣為人知。

　その後も、各地で黄巾賊と諸侯らの戦いが繰り広げられたが、賊首張角の病没により、次第に混乱は沈静化していった。しかし、国の混乱がおさまるや、十常侍がさらに強い権力を握るようになったのである。その施政は専横をきわめた。
　　其後，各地的黃巾賊與諸侯們展開廣泛戰鬥，不過隨著賊首張角病歿，混亂亦逐漸沉靜化下來，但國家的混亂剛剛平息，十常侍就進一步掌握了更強的權力，其施政完全是專橫無比。
　
　そして霊帝の急逝となるや、皇子辯を世嗣とせん大将軍何進と、皇子協を継がしめんと企てる十常侍の争いとなったが、その行く末は、何進、十常侍、共に滅する結果となった。そんなさなか、その混乱に乗じて軍を従え、都に入城するものがあった。西涼の勅使・中郞将董卓仲穎である。
　　隨著靈帝急逝，想讓皇子辯嗣位的大將軍何進與企圖讓皇子協繼位的十常侍發生爭鬥，而事情發展的結果是何進、十常侍共同遭到毀滅。在這期間，有一個人乘著混亂帶領軍隊進入都城，他就是西涼勅使中郎將董卓仲穎。

　董卓は、その兵力の勢威により、大政を壟断し、洛陽宮にて横暴きわめる事となった。
　　董卓憑藉他兵力的威勢壟斷大政，並且從此於洛陽宮肆行橫暴之事。

結果：
結果：
　この敗北により黄巾賊は勢いを増し、国は混乱の一途をたどった。
　　這次的敗北增強了黃巾賊的威勢，國家從此一直向著混亂的方向發展。

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董卓討伐軍　江東の虎孫堅
董卓討伐軍　江東之虎孫堅

歴史的背景：
歷史背景：
　
　黄巾の乱以後、司徒王允は国政の責任者でありながら、董卓の横暴になす術を知らず、いたずらに月日だけが過ぎていた――　
　　黃巾之亂以後，司徒王允成為國政的負責人，但是他對董卓的橫暴卻無計可施，就這樣經過了一段日子――

　そんなさなか、王家に伝わる宝刀、七星の剣を献上する際、隙を見て董卓を斬殺すという大胆な暗殺計画を、驍騎校尉の曹操が打立てた。しかし乍ら、いま一歩の所で討ち果せず、曹操は追手から逃れるため、その日の内に都を離れ、故郷陳留へと落延びた。
　　在此期間，驍騎校尉曹操策劃了一個相當大膽的暗殺計劃，那就是於獻上王家家傳寶刀七星之劍之際乘隙斬殺董卓。儘管如此，結果卻差一步才能討殺董卓，曹操逃過追兵，當日內就離開都城，並往故鄉陳留落荒而走。

　陳留に無事たどりついた曹操は、軍備を整え、董卓打倒のための檄文を各地の群雄に発した。その檄文に呼応した群雄英傑は、渤海太守袁紹を筆頭に、十七諸侯総勢十数万の大軍に膨れ上がったのである。
　　無事抵達陳留的曹操整頓了軍備，為打倒董卓而給各地的群雄發出檄文。呼應這一道檄文的群雄英傑以渤海太守袁紹為首，合計積累了十七鎮諸侯、總勢十數萬的大軍。　

董卓討伐軍　江東の虎孫堅　初平元年（西暦190年）　難易度：★★　所要時間：20分以上　

シナリオの説明：
劇本說明：

　後漢王朝末期、黄巾の大乱と宮廷の混乱に乗じ、洛陽を牛耳る董卓に対し、各地の群雄が、袁紹を総帥とする董卓討伐軍を決起する事となった。
　　後漢王朝末期，面對乘著黃巾大亂與宮廷混亂而支配了洛陽的董卓，各地的群雄以袁紹為總帥奮起組成董卓討伐軍。

　討伐軍の先陣、江東の虎こと孫堅は、洛陽への第一の関門、汜水関へと押し寄せた。孫堅は古錠刀かかげ、その闘志はあふれんばかりであった。
　　討伐軍的先鋒、江東之虎孫堅，往通向洛陽的第一道關門汜水關推進過去。孫堅舉起了古錠刀，他的鬥志相當旺盛。

　「孫堅攻め寄す」の急報が董卓の元へ齎されると、董卓の形相は一変したが、そこへ孫堅恐そるるに足らずと、董卓の前に進み出てきた者があった。関西の雄、猛将華雄である。華雄は、孫堅と雌雄を決するべく汜水関へと向かった。
　　「孫堅攻過來了」的急報傳到了董卓那裡，但董卓的樣子並無任何變化，對他來說孫堅根本未足為懼，董卓之前就有一個帶頭進軍出陣的人，而他便是關西之雄、猛將華雄。為與孫堅決一雌雄，華雄向汜水關進發了。

　かくして――　汜水関にて、孫堅・華雄、両雄激突の時は、刻々と近づいたのである。
　　如是這般――汜水關下，孫堅、華雄兩雄激突的時間一刻一刻逼近了。

目的：
目的：

－ 敵の総大将華雄（英雄）を討ち、さらに、政治機関・神殿を破壊せよ。
－ 殺死敵方總大將華雄（赫克特），並且破壞政府中心、神殿。
－ 我が軍の将、孫堅（英雄）が討たれると敗北となる。
－ 我軍大將孫堅（赫克特）遭到討死就會敗北。

ヒント：
提示：

－ 華雄軍の数は我が軍を大きく上回る。まともに城へ突入しては勝てない。
－ 華雄軍的數目遠超我軍，想正面攻入城池是贏不了的。
－ 地の利を活かすのが得策である。
－ 活用地利方為上策。
－ このシナリオは敵が攻撃的であればあるほど、こちらの策略にはまりやすい。難易度を「非常に難しい」で戦うと、事が迅速に進みやすい。
－ 本劇本的敵人將積極地攻擊，因此很容易落入我方的策略之中。當用「最難」難易度作戰時，戰事進展會很迅速。

結果：

　董卓軍は総大将華雄が、董卓討伐軍に加わっていた、関羽雲長の一刀両断のもとに敗れさるや、瞬く間に総崩れとなった。
　　隨著總大將華雄被加入了董卓討伐軍的關羽雲長以一刀兩斷的形式擊敗，董卓軍在瞬間總崩潰了。

　見事、汜水関を突破した孫堅及び討伐連合軍は次の関門、虎牢関へと兵を進めたのである。
　　順利突破汜水關的孫堅及討伐連合軍向著下一個關門虎牢關進兵。

結果：

　討伐軍兵糧係だった袁術が、孫堅の手柄を妬み兵糧を送らなかったため、孫堅軍は壊滅、敗走する事となってしまった。
　　負責討伐軍兵糧的袁術因為妒忌孫堅的功績而未將兵糧送上前線，最後釀成了孫堅軍壞滅及敗走的事態。

　江東の虎、孫堅も味方から兵糧攻めにあっては、合戦にならなかった。
　　江東之虎孫堅遭到盟友斷絕兵糧，自然無法繼續作戰。

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董卓討伐軍　危うし曹孟徳
董卓討伐軍　曹孟德瀕危

歴史的背景：
歷史背景：

　虎牢関へと押し寄せた討伐軍に対し、冷静な眼差しでこれをみつめ、北叟笑んだ者が在った。名馬赤兎馬にうち跨り、巨大な方天戟を引っ提げた、呂布奉先その人である。この呂布が、鬼神にも似た猛雄ぶりを見せつけ、討伐軍本陣めがけて攻め入ってきた。
　　面對推進到虎牢關的討伐軍，有一個暗笑著的人冷靜地將視線投向他們。這個人便是腳跨名馬赤兔馬、手提巨大方天戟的呂布奉先。呂布看上去就像彷似鬼神的猛雄，向討伐軍本陣攻入進去。

　その時――　声を天にまで届くかのごとく唸らせ、呂布の眼前に躍り出た者が在った。一丈八尺の蛇矛を高々と掲げた、燕人張飛翼徳である。そこには、敵も味方も、しばし戦いを忘れ、ひそと息をのむ凄まじい決闘が繰り広げられた。
　　在這時候――又有一人喊聲震天，躍出去到呂布眼前，而他正是高揭著丈八蛇矛的燕人張飛燕德。眾人不分敵我暫時忘了作戰，肅然屏息地看著他們展開一場凄厲的決鬥。

　そこへ、稲妻を彷彿とさせる一筋の閃光が煌いた。四尺の長髯を靡かせ、関羽雲長が放った青龍偃月刀の一撃であった。さしもの呂布もこれに堪らず、虎牢関へと馬首をめぐらしたのである。
　　然後，來了彷彿是閃電的一道煌耀閃光。關羽雲長四尺長髯正在隨風飄動，原來這是他用青龍偃月刀放出的一擊。就算是呂布也堪忍不住這種狀況，他將馬首撥回了虎牢關。

　その後――　意外なまでの静けさが虎牢関を包んでいた。これに接した討伐軍は、関門を破り、その城壁上に立った時、名状し難い光景がそこには在った。はるか洛陽の空を炎が覆っていたのである。
　　此後――意料外的一片寂靜包圍了虎牢關，接收了此地的討伐軍將關門攻破，而當他們立於城壁上時，卻看到一片難以名狀的光景，那就是洛陽上空為烈燄所覆蓋著。

　虎牢関の戦いの後、反乱軍を洛陽で防ぐ不利を知った董卓は、光武帝以来二百年近く首都であった洛陽を焦土と化し、歴代皇帝の陵墓をあばき略奪を貪り、民衆を移住させ、西の長安へ遷都を強行していたのである。この蛮行により、民衆及び宮廷関係者の董卓離れは拭いきれぬものとなっていた。
　　虎牢關之戰後，深知洛陽不利防範反亂軍的董卓，將光武帝以來近二百年作為首都的洛陽化成了焦土，又貪求掠奪歷代皇帝的陵墓，並強行迫使民眾移住、遷都去到西方的長安。通過這種蠻行，民眾及宮廷關係者背離董卓一事已經是不能收拭了。

董卓討伐軍　危うし曹孟徳　初平二年（西暦191年）　難易度：★★★　所要時間：8分以上　

シナリオの説明：
劇本說明：

　虎牢関を越え洛陽に入った董卓討伐軍は愕然となった――　梟雄董卓が洛陽に火を放ち、これを廃墟にしてしまったのである。討伐軍はその焦土と化した都を前に士気をくじかれ絶望した。
　　越過虎牢關而進入洛陽的董卓討伐軍愕然下來――梟雄董卓放火燒了洛陽，讓這處成為了一片廢墟。討伐軍在化為焦土的都城前，士氣被重挫去到絕望的程度。

　その時、一軍を率いて董卓を追撃する者がいた。驍騎校尉、曹操孟徳である。しかしその追撃を予想した、董卓陣営の謀士李儒は伏兵を配置し、これを待ち受けていたのである。そのため曹操軍はずたずたに分断され、壊滅の憂き目に遭い、曹操自身も従弟曹洪を従えるのみの、瀕死の敗走となっていた。
　　在此時候，有一人物率領一軍追擊董卓，而他就是驍騎校尉曹操孟德。不過，預想到其追擊的董卓陣營的謀士李儒已經配置好伏兵來迎接他的到來，因此曹操軍受到了分斷，目下正遭壞滅之憂，而曹操自身也跟從著從弟曹洪作出瀕死的敗走。

目的：
目的：

－ 伏兵の乱箭の雨をかいくぐり、河を渡り、董卓軍徐栄（赤）の陣を突破し、夏侯惇・夏侯淵率いる味方の一隊が在る場所へと辿り着け。
－ 避開伏兵亂箭之雨，渡河突破董卓軍徐榮的陣地，並到達夏侯惇、夏侯淵率領的盟友部隊所在場所。
－ 夏侯惇・夏侯淵の一隊と合流し、徐栄の軍を全滅させたならば勝利となる。
－ 與夏侯惇、夏侯淵的一隊合流，並且全滅徐榮軍來取得勝利。
－ 曹操（英雄）が討たれれば敗北となる。
－ 曹操（亞歷山大）遭到討死就會敗北。

ヒント：
提示：

－ 伏兵の乱箭の雨をかいくぐるには、とにかく走る以外にない。
－ 要避開伏兵的亂箭之雨，除了一路狂走以外再無他法。
－ 徐栄の陣を突破するのも、とにかく走れ。突破には神速を尊ぶ。
－ 為突破徐榮的陣地，還是需要一路狂走。突破可是以神速為尊的。
－ 味方を得たとしても、敵の数は自軍を大きく上回る。狭地にて迎え撃つのが得策である。その際、「待機」を兵に命ずるのも、有効な手段になり得る。
－ 就算獲得盟友，敵軍數目仍較自軍佔有絕大優勢。於狹地迎擊是上策，而在此際命令兵隊「堅守陣地」也會是相當有效的手段。

結果：
結果：

　李儒の謀略の前に、窮地に陥った曹操であったが、これを曹洪の捨て身の護衛により助けられ、そして徐栄の軍に出くわした際も、見事に夏侯惇・夏侯淵がその追手を蹴散らし、曹操はその命運をとり止めたのである。
　　曹操在李儒的謀略前陷入了窮地，幸賴曹洪捨身護衛得以獲救，而接著出遭徐榮軍之際，夏侯惇、夏侯淵順利趕來擊退這些追兵，曹操因此避過了死亡的命運。

　それから間もなく曹操らは、五百ばかりの兵に出くわしたが、それは曹操の家臣、曹仁・李典・楽進たちであった。主君の無事を観て取った曹仁らは、大敗を喫した事など、微塵であったと言わんがばかりに、泪を流し、これを喜び合った。
　　過了不久，曹操家臣又遇到一支五百餘人的兵隊，而領軍者正是曹操家臣曹仁、李典、樂進等人。看到主君無事的曹仁直言喫大敗仗一事就好比微塵，並為能夠再次會面喜極流淚。

　曹操は、この臣下の狂喜している様を見て、将たる者は死を軽んずべきではないと痛感し、戦に敗れてはじめて得るものがあると覚った。そして、奸雄たらずとも、必ず天下の一雄になってみせると誓ったのである。
　　眼見這一群臣下狂喜的樣子，曹操痛感為將者不當輕死的道理，從戰敗之中得到了覺悟。接著，奸雄發誓自己必定要成為天下的一雄。

結果：
結果：

　曹操の死により、歴史は大きく変わってしまった。
　　曹操之死，讓歷史起了很大的變化。

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盤河橋の戦い 白馬の若武者
磐河橋之戰　白馬青年武者

歴史的背景：
歷史背景：

　董卓打倒のために集結した十七鎮の諸侯は、焦土と化した洛陽の都に各々屯営を設けたが、崩れ落ちた瓦礫、焼け爛れた壁、きな臭い匂い――　闘志を萎えさせるのには十分な状景がそこにはあった。董卓討伐軍総帥の袁紹には、もはやこの事態を収拾するだけの力量は無く、諸侯らは次々と洛陽の陣を引き払い、本国を目指したのである。袁紹にあっても、関東へ落ちて行くより他はなく、河内の方角へと兵を進めた。
　　為打倒董卓而集結的十七鎮諸侯，各自在化為焦土的洛陽設置屯營，崩落的瓦礫、燒爛的牆壁、焦臭的氣味――都是十分讓人鬥志萎靡的景狀。董卓討伐軍總帥袁紹再無收拾事態的力量，諸侯們漸次從洛陽陣地引兵以本國為目標離去。就算是袁結亦係除了退回關東以外就別無他法，他祇好朝著河內的方向進兵。

　兵を河内に駐屯させた袁紹は、冀州を刺史韓馥より奪い取る策に出る。謀士逢紀の立案により、公孫サン、韓馥へ偽りの密書をしたためた末、袁紹はまんまと冀州を手中に収めた。密書の真偽を問うべく冀州へ走った、弟公孫越の憤死を聞き、激高した公孫サンは、即刻、自ら先頭に立ち、兵を冀州へ差し向けた。かくして、公孫サン、袁紹の両軍は盤河を隔てて対陣する事となったのである。
　　將兵隊駐屯於河內的袁紹出謀劃策要把冀州從刺史韓馥處給奪取過來，並且通過謀士逢紀的立案向公孫瓚、韓馥寫了偽造的密書，結果袁紹完全將冀州收入到手中。公孫瓚聞知為責問密書真偽走到冀州的弟弟公孫越憤死，即刻立於先頭親自領軍向冀州發兵了。如是這般，便形成了公孫瓚、袁紹兩軍隔著磐河對陣的事態。

盤河橋の戦い 白馬の若武者　初平二年（西暦191年）　難易度：★　所要時間：5分以上　

シナリオの説明：
劇本說明：

　時代は、混乱の様相を呈していた。誰もが我が欲を満たすべく、感情を顕わにし始めていた――
　　時代呈現出混亂的樣相，無論是誰都為滿足我欲而開始顯露真正的感情――

　焦土と化した洛陽を後にした袁紹、公孫サンの両諸侯は、冀州をめぐる騒乱により、盤河を隔てて対陣していたが、両者罵り合いの後、公孫サンに向かって、盤河橋上に馬蹄の音を響かせ馳せ出る者があった。袁紹麾下随一の猛将文醜である。文醜の、その力強くも狂いの無い長槍に、公孫サンは追い込まれ、ただ一騎で遁走せねばならなくなった。そして幾許かの距離を疾駆した公孫サンであったが、ついには馬が脚を折り、投げ出され、窮地に陥ったのである。
　　洛陽化成焦土以後，袁紹、公孫瓚兩諸侯由於圍繞冀州的騷亂而隔著磐河作對陣。兩者對罵一番之後，磐河橋上響起了馬蹄聲，有一人向著公孫瓚奔馳出去，他是袁紹麾下第一猛將文醜。文醜用那枝狂暴無比的強力長槍追趕著公孫瓚，令他不得不先一騎遁走，然後疾驅了幾許距離的公孫瓚，終於因為馬腳折斷而被投出地上，並且陷入窮地。

　しかし、突如何者かが、文醜の槍を跳ね返し、これを救った。そこには歳の頃十七、八の白馬にうちまたがった一人の若武者が――
　　不過，不知何人突如前來將文醜的槍格開並加以相救，那是一位年歲僅在十七、八之頃、跨著白馬的年輕武者――

　その後両軍は、ふたたび盤河を隔てて対陣したが、またしても袁紹軍の勢いの前に、公孫サン軍の足並みは乱れ、先鋒隊の兵の多くが乱箭の餌食となった。その時、混乱に陥った公孫サン軍の中を突き抜けて、橋上に躍り出た者があった――　そう、白馬の若武者、趙雲子竜である。趙子竜は橋を越え、袁紹軍の真っ只中へと突入していった。
　　其後兩軍再次隔著磐河對陣，但在袁結軍勢之前，公孫瓚軍又一次被打亂步伐，先鋒隊的許多士兵成為了亂箭的獵物。在此時候，有一人從陷入混亂的公孫瓚軍中突衝往前躍出橋上――那是白馬青年武者趙雲子龍。趙子龍越過橋，向袁紹軍的正中央突入進去。

目的：

－ 袁紹軍の先鋒キク義（精鋭重騎兵）を討ち、さらに袁紹の逃避の時を稼せがんとする田豊（英雄）を討て。
－ 先討殺袁紹軍的先鋒麴義（金甲騎兵），再討死為讓袁紹逃避殿後拖延時間的田豐（赫克特）。
－ 趙雲子竜（英雄）が討たれれば敗北となる。
－ 趙雲子龍（亞歷山大）遭到討死就會敗北。

ヒント：
提示：

－ 敵陣へ進攻するには、まず幾分の敵兵を倒すことが必要となる。盤河橋上にて迎え撃て。
－ 若要進攻敵陣，首先打倒幾分敵兵是必要的。在磐河橋上迎擊吧。

結果：

　趙子竜は、見事キク義を脳天から真っ二つに、田豊を地上へ蹴落とした。
　　趙子龍漂亮地將麴義從頭頂一分為二，並且把田豐擊落在地上。

　しかし乍ら、さしもの趙子竜といえど、ただ一騎ですべての敵軍勢を相手にするには限界があり、袁紹の巨勢は、なだれうってこれに押し寄せた。そこへ公孫サンにとって、頼もしい援軍となる三騎の軍勢が現れたのである。その中央の将は、壮健な気品をあたりにはなち、その傍らの一方は、長髯を靡かせて偃月刀を横たえ、また、一方は蛇矛を掲げて燃ゆる闘志を全身に漲らせていた。劉備玄徳と、その絆を誓いあった関羽雲長、張飛翼徳である。
　　儘管如此，就算是趙子龍，想單憑一騎以全部敵軍為對手仍然是有限界的。袁紹的巨大軍勢在蜂擁推進，然而有三騎軍勢出現了，他們對公孫瓚來說是可靠的援軍。那中央的將軍散發出壯健的氣品，傍邊一方的人長髯隨風飄揚、手橫著偃月刀，另一方的人則揭起蛇矛、全身充斥高漲鬥志。他們正是劉備玄德，以及跟他誓為羈絆的關羽張飛及張飛翼德。

　袁紹は、その関羽、張飛の猛雄ぶりを思い出さぬ筈がなく、その手勢においても、二人の名は、背筋を凍らせるのに不足はなかった。そして値違わず三騎の雄は、袁紹の軍を蹴散らしたのである。戦況の不利を観て取った袁紹は、この場を引き揚げざるを得なかった。
　　袁紹沒可能想不起關羽、張飛猛雄之姿，他的手下也是一樣，兩人聲名已經足以讓其嚇得背筋發凍。接著，三騎英雄將袁紹的軍隊驅散開來，而看到戰況不利的袁紹，也不得不從這場所引兵揚長而去。

　この時、趙子竜は玄徳へ、ひしひしと視線を送っていた。劉備玄徳と今ここで出遭った事に、なにか運命のようなものを感じずにはいられなかった。
　　這個時候，趙子龍用依依不捨的視線目送了玄德。對於今天在此處出遭劉備玄德一事，他不由得感到像是命運一樣。

結果：

　突如現れた顔艮・文醜の二隊の挟み撃ちに遭い、援護も途絶えたその中で、子竜は息途絶えた。
　　遭到突如出現的顏良、文醜二隊挾擊下，子龍在援護斷絕的狀況中停止了呼吸。

　趙雲子竜という名が世に知れ渡ることはなかった。
　　趙雲子龍一名自然也就沒有變得舉世皆知。

狂~劇情狂

董卓討たる
討滅董卓

歴史的背景：
歷史背景：

　長安へ遷都を強行した董卓は、さらに権勢を欲しいままにし、逆らうもの、意に適わぬものすべてを、意のままに滅する蛮行ぶりであった。それでいながら、さらに謀士李儒が傍らにありその異彩を放ち、また、呂布という天下無双の猛将が在っては、何人も、その隙をつく余地はなく、文武百官らは怯え過ごす他なかった。
　　強行遷都至長安的董卓進一步欲求更多的權勢，其蠻行竟將那些反逆或不適其意的人全數肆意消滅。雖然長居在家，但其傍邊仍有謀士李儒大放異彩，而且還有天下無雙的猛將呂布在另一側處，不管何人都是無隙可乘，文武百官除了怯顏以對之外別無他法。

　司徒王允は、この董卓の暴虐を、断腸の思いで堪えてきたが、司空張温が斬られたのを期に、董卓を誅するという大業な策をおこなう決意が成ったのである。
　　司徒王允一直都堪忍著對董卓這種暴虐的斷腸之思，但到了司空張溫都會遭到處斬的時期，他終於決意策劃達成誅殺董卓的大業。

董卓討たる　初平三年（西暦192年）　難易度：★★★★　所要時間：6分以上　

シナリオの説明：
劇本說明：

　長安――　司徒王允に貂蝉という楽女が在った。容を比喩する言すらも見当たらないその麗しさは、誰人も息を呑むほどであった。
　　長安――司徒王充與叫貂蟬的樂女在一起。若看見她美麗得無言比喻的容貌，誰人都會屏氣吞息。

　とある日、王允は邸中に呂布を迎え、貂蝉を侍妾とせんことを約束した。ところが、狂喜する呂布を尻目に、その後董卓にも、貂蝉を献ずる約束をしたのである。長安において、暴戻を繰り返す董卓に対し、武勇による策を行うことは、もはや不可能であると王允は合点していた。そこで二人の荒淫の性を利用し、二人を割き、争そわせる策を採ったのである。
　　某日，王允將呂布迎來了邸中，並約束讓貂蟬作其侍妾，然而其後又無視狂喜的呂布而約束把貂蟬獻給董卓。要在長安對持續暴戾恣睢的董卓靠著武勇實行策謀是不可能的了，王允很認同此一點，於是他利用二人荒淫的性格，採取讓二人割裂相爭的策略。

　呂布の、貂蝉に対する欲情は、ただらなぬ物があった。そんな折り、董卓と貂蝉の戯れる姿を目の当たりにし、嫉妬に駆られた呂布は、董卓を誅す決意をしたのである。それにはビ塢城に在る董卓を、長安へおびき寄せる必要があったが、王允が董卓へ、主上不予のため、帝位を禅り給うとの贋勅使を向けると、歓喜のあまり我を忘れた董卓は、儀仗を連ね、長安へと向かった。そして士卒に守護されながら宮殿へと入った。
　　呂布對貂蟬的欲情絕不簡單，而在這個節骨眼上，他又目睹了董卓調戲貂蟬的身姿，而受嫉妒驅使的呂布決意要誅殺董卓，但他們有必要先將在郿塢城董卓給引來長安，王充便以主上不豫為由向他派出禪讓帝位的贗勅使，歡喜得忘我的董卓連同儀仗向著長安進發，然後一邊由士卒守護一邊進入了宮殿。


目的：

－ 宮殿内に在る董卓（赤・英雄）を討て。ただし、董卓を倒す最後の一撃は、呂布自身（英雄）も加わらなければならない。
－ 將在宮殿內的董卓（伊阿宋）討殺，然而不得不由呂布（伊阿宋）自身來施加擊倒董卓的最後一擊。
－ 呂布が討たれれば敗北となる。
－ 呂布遭到討死就會敗北。
－ 董卓を討ち滅す際に、呂布が加わっていない場合も敗北となる。
－ 討滅董卓之際，若是呂布未加入行動的場合就會敗北。

ヒント：
提示：

－ 宮殿内は、敵ばかりではない。
－ 宮殿內並不是僅有敵人。
－ 壁の向こう側の様子を見極めながら進め。
－ 要先看清楚門壁另一側的樣子再前進。
－ 董卓を討ち滅す際、呂布自身が加わっていなければならない故、呂布を先頭にして董卓を取り囲め。
－ 討滅董卓之際，呂布自身亦不得不加入行動，故此應由呂布在先頭開路來進行圍攻。

結果：
結果：

　呂布の掲げた方天戟が、董卓の咽喉を貫き、ついにその息の根が止まった。董卓行年五十四歳、初平三年四月二十二日白昼の出来事であった。天下を威圧していた人物が、突如として姿を消す事となったが、これを世の平和の訪れと思慮したならば、それは浅はかであった。董卓を追い落とした人物が、天下を治める手腕なき人物だったのである。世は、さらなる混迷の渦へと突入していかねばならなかった。
　　呂布揭起的方天戟貫穿了董卓的咽喉，並且終於讓其呼吸停止下來。董卓行年五十四歲，這是初平三年四月二十二日白晨所發生的事。威壓天下的人物身姿突如消失了，但如果這樣便想世界平和來訪就太膚淺了。將董卓給趕落臺的人物，並不是擁有管治天下手腕的人物。世界即將不得不突入到新一場混亂的漩渦。

　呂布は、董卓を討ち滅した後、ビ塢城から逃走した董卓の兵を追ったが、その隙をつかれ、長安を占拠されてしまったのである。呂布は歯噛みをし悔しがったが、時既に遅く、わずか百騎余りを従えたのみで、遠く南陽の袁術の元へ身を寄せるほかなかった。
　　呂布於討滅董卓後，又追擊從郿塢城逃走的董卓兵隊，可是長安卻遭乘隙佔據。呂布雖懊悔得咬牙切齒，然而為時既遲，祇能領著百騎餘人遠走南陽寄身袁術之處。

結果：
結果：

　万夫不当の膂力と胆力を備えた呂布であっても、董卓を討つことは叶わなかった。
　　就算是具備萬夫不當的膂力和膽力的呂布，都沒辦法實現討滅董卓之舉。

狂~劇情狂

小覇王孫策
小霸王孫策

歴史的背景：

　五年前、董卓討伐軍に加わっていた孫堅は、廃虚と化した洛陽の古井戸から漢朝の玉璽を手に入れたが、本国へ向かう際、玉璽を奪わんとする袁紹が追手を差し向け、その攻防により孫堅は多くの兵を失った。その追手は、荊州・劉表の軍であった。
　　五年前，加入董卓討伐軍的孫堅，從化為廢墟的洛陽古井戶裡將漢朝的玉璽收入手中，而在歸向本國之際，想將玉璽奪走的袁結差派了追兵趕向他處，那場攻防讓孫堅失去許多的兵隊，而那些追兵就是荊州劉表的軍隊。

　その後孫堅は本国に還ったが、その恨みを忘れる孫堅ではなかった。五百余艘の軍船を率い、怒涛のごとく荊州へ攻め寄せたのである。その勢いは凄まじく、一気に樊城を突破し、さらに鄧城を抜き、そしてついに襄陽を包囲した。劉表は、もはや袁紹に救いを求める他はなく、呂公を使者とし、囲みを突破させるべく策を用いたのである。遁走を謀る呂公に対し、執拗に追い縋った孫堅軍であったが、その頭上を覆ったのは大小の岩石であった。不幸にも、その岩石の餌食となった者の中に、孫堅が含まれていた。これは荊州の兵ですら予想し得ない出来事であった。あまりにも早過ぎる死――　初平三年十一月七日夜、孫堅三十七歳であった。
　　其後孫堅歸還本國，但孫堅沒有忘記那仇恨，於是率領著五百餘艘軍船像怒濤一樣攻向荊州。他的氣勢凄厲無比，一氣突破了樊城和攻陷鄧城，並且包圍襄陽。劉表除了向袁紹求救外別無他法，便用計策讓作為使者的呂公突破包圍。孫堅軍對謀圖遁走的呂公窮追不捨，而從他們頭上覆下了大大小小的岩石，不幸的是這些岩石所擊中的獵物之中也包含了孫堅。這是連荊州兵隊也沒有預想到的事情。他死的實在過早了――　初平三年十一月七日夜、孫堅享年三十七歲。

　この時、父の死を目の当たりにした孫堅の長子孫策は、苦虫を噛み潰した思いであったが、如何せん、まだ幼さの残る十五歳の少年ではなすすべもなく、袁術を頼って食客となる他なく、不本意乍も、その五年の時を甘んじて過ごしていたのである。
　　這個時候，孫堅的長子孫策目睹了父親之死，他的心情如噬苦蟲可想而知，無論如何，他不過是未脫幼稚的十五歲少年而已，除了成為依賴袁術的食客外別無他法。就在不情不願之下，他虛渡過了五年的時間。

小覇王孫策　建安二年（西暦197年）　難易度：★★★　所要時間：23分以上　

シナリオの説明：
劇本說明：

　寿春城外のとある野で、川の水面を見つめ物思いに耽ける、年の頃二十歳の若者が在った。若者は、内には大いなる大志が秘められていたが、その表情は遣る瀬無い憂いだものであった。父の死から五年――　江東の虎と称された英傑を父に持つこの若者孫策伯符は、袁術を頼り、食客として寿春の城に在ることに、遺憾を感じずには居られなかった。
　　壽春城外的郊野上，有一名年約二十歲的青年在看著川流水面陷入沉思。青年心內雖然秘密隱藏著的遠大志向，但他的表情卻露出了難以排解的憂愁。畢竟父親死了已經五年――持有稱為江東之虎的英傑作為父親的青年孫策伯符，居然淪為一介食客依賴袁術滯留在壽春城，根本不能不感到是一大遺憾。

　そんなある日、孫策は袁術にまみえ、曲阿に住む老母一族を救わんとする旨、一隊を借り受ける事を申し出た。承知しかねる袁術であったが、洛陽が兵火で焼野原になった際、亡父孫堅が王宮の古井戸から発見した玉璽を質とすることで、孫策は兵を借り受ける事に成功するのである。そして孫策は、亡父の旧将らをも従え、当面の敵であろう、江東を威圧している劉ヨウの陣へと向かった。
　到某一天，孫策以救助住在曲阿的老母一族為旨，向袁術給出借兵一隊的申請。袁術起初並不同意，但是透過以亡父孫堅於洛陽成為兵火下的焦土之際在王宮古井戶所發現的玉璽為質，孫策終於成功借得兵隊。在亡父舊將的跟從之下，孫策向擋在他們面前的敵人陣地進發，亦即威壓著江東的劉繇。

　かくして孫策は、池から飛び出し、果ての知れぬ大河へと出た。どこまでも泳ぎ続ける事の出来る自由を得たのである。それは、波瀾に満ちた人生の始まりでもあった。
　　從此刻起，孫策終於能夠飛出池塘，向漫無止境的大河出發。他獲得了隨心所欲地暢泳的自由，而他波瀾壯闊的人生亦隨之開始。

目的：

－ 先鋒張英が陣取る要塞、霊陵城、劉ヨウ軍本陣、そして太史慈が陣取る涇県城の４つすべてを全滅させよ。ただし、最後の涇県城では、太史慈（英雄）を口説き、我が家臣とせよ（転向）。
－ 全滅先鋒張英佈陣的要塞、零陵城、劉繇軍本陣以及太史慈佈陣的涇縣城所有四處，但在最後的涇縣城要用口說服太史慈（赫克特）成為我方家臣（感化）。
－ 孫策（英雄）が討たれると敗北となる。
－ 孫策（亞歷山大）遭到討死就會敗北。

ヒント：
提示：

－ 張英が守護する要塞には、孫堅の威光が及び、味方となる兵が潜んでいる。
－ 受孫堅的威光所及，張英守護的要塞已經有盟友兵隊潛進去了。
－ 自軍の艦船の射程は、敵の射手よりも僅かに上回る。それを見極めて待機せよ。
－ 自軍艦船射程僅比敵人射手略佔上風，待機先看清楚。
－ 劉ヨウ軍本陣には、大半の敵兵が集まっている。その隙を衝け。
－ 劉繇軍本陣聚集大半的敵兵，要衝向其破綻。

結果：
結果：

　孫策はまさに、飛ぶ鳥を落とす勢いであった。劉ヨウの軍を四散せしめたその後も快進撃を続け、次々と進軍を重ねていったのである。袁術より玉璽を質とし、兵を借り受けたのは、僅か二年前の出来事であった。この僅かな期間の間に、江南、江東八十一州を我が支配のもとに治め、至る所良政を布き、民意を得ることに尽くしたのである。
　　孫策之勢好比擊落飛鳥。他在劉繇軍四散之後繼續快進擊，不斷重覆一次又一次的進軍。他以玉璽為質從袁術處借受兵隊，僅是二年前發生的事情。在此短短期間，他將江南、江東八十一州收入支配進行治理，至所廣佈良政，盡得各地民意。

　小覇王――　その威風を全土に響かせた孫策を、人々はこう奉った。孫策の在るところ、民衆は歓呼してこれを迎えたのである。
　　小霸王――人人都這樣奉稱威風響遍全土的孫策。孫策所在的每一個地方，民眾們都會歡呼著去迎接他。

結果：
結果：

　孫策は、亡き父ほどの才気を持ち合わせてはいなかった。
　　孫策並未持有合得上亡父的才氣。

一窍不开

哇，狂叔还会日文！

狂~劇情狂

呂布悲惨　陳登の奇計
呂布悲慘　陳登的奇計

歴史的背景：

　天子は、許昌の地にあった。そして、丞相の地位には曹操が就いていた――
　　天子來到許昌之地，並且由曹操就任丞相的地位――

　長安においては、董卓の旧臣である李カクと郭汜が勢力を二分していたが、この二人もまた、董卓に劣らぬ暴虐ぶりを見せつけていた。これに耐えかねた天子は、隙をうかがい、長安を脱出し、命からがら洛陽へと逃れたのである。そして執拗に追い縋る李カク・郭汜に対し、天子が救いの手を求めたのは曹操であった。曹操は偶然の幸運から、大権を掌握することとなったのである。それは恰も、曹操が神に選ばれた人間であるかのごとくであった。
　　自從來到長安，董卓的舊臣李傕、郭汜二分為股勢力，而這二人顯示出毫不劣於董卓的暴虐。無法忍耐下去的天子乘隙脫出了長安，朝向洛陽逃命開去。面對著窮追不捨的李傕、郭汜，天子所求得的救援之手就是曹操。曹操從偶然的幸運，成為掌握大權的人。這就恰如曹操是神選中的人似的。

　曹操は、この掴んだ大権を揺るぎないものにすべく、廃墟と化した洛陽から、許昌へと遷都し、そして後の大厄となろう、徐州に在る劉備玄徳と呂布を、討つ策をめぐらせたのである。結果、呂布が徐州を獲り、玄徳は放浪の徒となった。拠るべき土地を失った玄徳が目指した先は許昌であった。玄徳にとって、もはや曹操を頼る他なかったのである。曹操の家臣の中には、今玄徳を除くべきであると進言する者もいたが、廉潔の人物を斬ることは、天下の威信を失う恐れありと、これを受け入れ、天子に奏して、玄徳を予州の牧に任じた。
　　曹操為免掌握的大權被動搖，從化為廢墟的洛陽遷都許昌，其後的大厄就是劃策討伐在徐州的劉備玄德和呂布。結果，呂布獲得徐州，玄德淪為放浪之徒。失去根據土地的玄德以許昌為目標。對於玄德來說，除了依賴曹操以外別無他法。在曹操的家臣之中，也有人進言趁現今除去玄德，但因恐防斬殺廉潔的人物會失卻天下之威信，他還是接受了玄德，並且奏明天子讓玄德擔任豫州牧。

　年が明けて、曹操は河北の袁紹を討ち滅す決意をした。袁紹を追い払う事は、我が地位を安泰にし、さらに強大な覇権を唱える事になるのである。しかし、これを行うに、妨げとなろう人物がいた。徐州の呂布である。遠征により空になった許都を、呂布が襲うことは、想像に難くなかった。
　　及至明年，曹操決意要討滅河北的袁紹。趕走袁結成事，他的地位就得以安泰下來了，繼而倡立更強大的霸權。不過，進行這前還有妨礙他的人物。那就是徐州的呂布。呂布襲擊因遠征空虛的許都，是不難想像的。

　曹操は、まずは呂布を亡き者とするため、選りすぐられた精鋭を率い、徐州へと兵を進めた。
　　曹操為將呂布打成亡者，親率所選精銳向徐州進兵了。

呂布悲惨　陳登の奇計　建安三年（西暦198年）　難易度：★★　所要時間：18分以上　

シナリオの説明：
劇本說明：

　曹操率いる許都軍は、呂布を討つべく、闘志を漲らせながら、徐州への道を着々として進めていた。これに対する呂布も、微動だにせず、これを迎え撃つ気構えであった。
　　曹操率領討伐呂布的許都軍鬥志高漲，在通向徐州的道上逐步前進。與此相對，呂布不作任何微動，為了迎擊做好精神準備。

　この戦いにおいて、呂布の思案の中に欠けているものがあった。それは、呂布に仕える者のなかには、陶謙が徐州太守であった頃からの家臣がおり、劉備玄徳の帰還を密かに願っているものが少なくなかったことである。
　　在這場戰爭中，呂布的思案之中欠缺了對一件事情的考慮。那就是在出仕呂布的人當中，有不少是陶謙為徐州太守之頃的家臣，他們都密密願求劉備玄德的歸還。

　その筆頭に、陳登元竜が在った。陳登は、父陳珪と共に曹操に通じ、呂布を討つべく計を企て、その計略は、曹操の進撃に合わせ、時を迎えた。
　　位在這些人首領位置的，就是陳登元龍。陳登與其父陳珪共同和曹操密通，企圖設計討伐呂布，他們的計略就是配合曹操的進擊，迎接最佳時機。

　陳登は、蕭関の城を守護していた陳宮に対しては、城を引きあげさせる贋命を伝え、また呂布には、蕭関の陳宮麾下に不穏の気配があると伝えたのである。結果、城を引き上げ、徐州に向かわんとする陳宮勢と、蕭関へと馬首をめぐらせた呂布勢が、鉢合わせる事となった。それは、月の無い、暗黒の深更の出来事であったが為に、双方が、曹操の奇襲と見誤り、そこには壮絶な同士討ちが展開されたのである。
　　陳登對守護蕭關之城的陳宮，假傳要引兵回城的贗命，又對呂布傳達蕭關陳宮麾下樣子不穩。結果，向徐州引兵回城的陳宮軍勢便與馬首向蕭關奔馳的呂布軍勢迎面碰上。因為當晚並無月光，事情又發生在暗黑深更，雙方都誤以為是曹軍的奇襲，於是展開了壯絕的內鬨。

　この同士討ちは、空が明らむまで止む事はなく、そして、互いに気がついた頃には、時既に遅く、両軍合わせて二万にもおよぶ兵を失っていた。這う這うの体で徐州城へと舞い戻った呂布と陳宮であったが、すでにそこは、陳珪の思惑のままとなっていた。馬首を巡らし、やむなく小沛へ落ちたが、そこもまた、曹操軍の旗印が翻り、陳登の姿を楼上に仰ぐ結果となった。そこへ、劉備玄徳の軍までもが押し寄せて来たのである。血路をひらいて下ヒ城へと遁れたが、もはや呂布には為す術も無く、疲労困憊の状態となっていた。
　　這場內鬨不去到天空明亮起來都沒有停止，而到他們互相注意到的那一頃刻，時間就已經太遲了，兩軍合計失去二萬人的士兵。呂布和陳宮帶著狼狽身體要回徐州城，可是那裡已經落入陳珪的控制了。他們撥轉馬首想到小沛落腳，不過該處亦翻起了曹操軍的旗印，結果只能仰望陳登在樓上的身姿，而且劉備玄德的軍隊也從那裡推進過來了。殺出血路遁逃到下邳城以後，呂布再也無術可為，陷入了疲勞困憊的狀態。


目的：
目的：

－ 徐州城、小沛城の政治機関を転向させ、呂布の手から奪い返せ。
－ 從手中奪回徐州城、小沛城的政府中心，將其感化過來。
－ 下ヒ城に在る呂布（英雄）、陳宮（英雄）を討て。
－ 討殺在下邳城的呂布（赫克特）、陳宮（赫克特）。
－ 陳登（弓騎兵）が討たれると敗北となる。
－ 陳登（重騎兵射手）遭到討死就會敗北。

ヒント：
提示：

－ まず、蕭関の軍勢と、徐州の軍との同士討ちを誘え。その兵が一掃したならば、徐州の政治機関の転向、聖職者の小沛への移動は容易くなる。
－ 先引誘蕭關的軍勢與徐州的軍隊內鬨，將其兵隊一掃以後，感化徐州政府中心及移動僧侶到小沛都會變得容易。
－ 徐州との外交を敵対に変更する時期を誤るな。敵の残兵に注意せよ。
－ 與徐州外交變更為敵對的時間不可以有誤，要注意敵人的殘兵。
－ 蕭関の城を突破したならば、曹操・劉備の援軍がそこに在る。小沛城、下ヒ城の突破は問題に在らず。
－ 突破蕭關之城以後，曹操、劉備的援軍會在那等著，而突破小沛城、下邳城也不再是問題了。

結果：

　呂布は追い詰められ、家臣を敬愛する心さえも失われていた。呂布の非道な振舞いに耐えかねた侯成をはじめとする家臣らは、曹操の元へ降ることを決意したのである。侯成は深い眠りにあった呂布を緊縛し、門を開き、曹軍の入城を待ち受けた。そしてついに、呂布は曹操の面前に曳き出され、その首級が舞ったのである。裏切りを重ね、その命運を辿った後漢最大の猛将も、最期は家臣の裏切りによって人生の幕を閉じた。
　　呂布被趕入了窮途末路，還失去家臣的敬愛心。以侯成為首的家臣不能再忍耐呂布的非道舉動，決意到曹操處投降。侯成將深眠的呂布緊縛起來，並且打開城門接待曹軍入城。然後，呂布被帶到曹操的面前，他的首級飄舞起來。走著那種重覆地反叛多次命運的後漢最大猛將，最後以其家臣反叛作為人生閉幕。

　呂布の死により、劉備玄徳は、再び徐州太守となった。また、曹操にあっては、いよいよ袁紹との決戦に挑む事となったのである。
　　隨著呂布之死，劉備玄德再次成為徐州太守。此外，曹操也終於向袁紹挑起決戰。

結果：

　陳登の策略は事叶わず、徐州において、劉備玄徳の帰還を為すことはならなかった。
　　陳登的策略未能夠實現，讓劉備玄德歸還徐州的行為無法成事。

　曹操においても、袁紹との決戦に、時を待たざるを得なくなった。
　　至於曹操與袁紹的決戰，當然也不得不再等待另一時機了。

大毒蛇

看来十一区人民对三国是真爱啊

末底改

楼主加油，期待三国帝一战役

猪娃娃

狂，什么意思，帝国1做三国志？

猪娃娃

这么长为什么不考虑帝国2呢？

猪娃娃

居然还有日文，还有这狂居然不认识我了，

狂~劇情狂

偃月刀一閃　白馬の戦い
偃月刀一閃　白馬之戰

歴史的背景：

　袁紹と曹操の両雄は、互いに三十万を越える大軍を率い、黎陽を隔てて布陣していた。しかし、どちらからもすすんで戦おうとはせず、睨み合って対峙したままであった。そして、その状態のまま季節は移り、厳冬を迎えるや、両軍はそれぞれ兵の一部を残し、ひとまずは引き揚げる事となった。
　　袁紹與曹操兩雄互相統率超越三十萬大軍，隔著黎陽佈陣下來。不過，沒有任何一方打算隨便開戰，他們祇是面對面對峙著。

　そのころ許昌では、国舅・車騎将軍董承を始めとする、曹操討伐の同志らが、密かに血盟の義状をしたためるという事態が起こり始めていた。玄徳も、董承に願われ、この義状に名を連ねる事となった。
　　在這時的許昌，以國舅車騎將軍董承為肇始，發起了討伐曹操的同志秘密地立下血盟義狀的事態。玄德接受董承之願，也將名字連上這一義狀。

　やがて、この義状が曹操の知る所となり、義状に署名した諸将らとその一族一門が処刑の憂き目に遭った。そして、徐州もまた、曹操軍の怒涛の進撃にさらされる破目に陥り、劉備軍は、為す術もなく四分五裂し、主君劉備玄徳の行方すら、誰人にも知れぬ所となってしまったのである。下ヒ城にて劉備の妻子を守護していた関羽雲長においても、曹操の軍に囲まれ、窮地に陥っていた。
　　不久，這一義狀落入了曹操知曉的場所，在義狀上署名的諸將與其一族一門都遭到處刑之禍。然後，徐州又陷入了曹操軍怒濤的進擊而被攻破，無術可為的劉備軍四分五裂，甚至連主君劉備玄德的行蹤也成為無人知曉的場所。在下邳城守護劉備妻子的關羽雲長受曹操的軍隊圍困，陷入窮地。

偃月刀一閃　白馬の戦い　　建安五年（西暦200年）　難易度：★　所要時間：1分以上　

シナリオの説明：
劇本說明：

　曹操軍は、徐州に向けて、怒涛の進撃を開始した。小沛を奪い、徐州を占拠し、下ヒ城へと襲いかかった――
　　曹操軍向徐州開始了怒濤的進擊。小沛被奪，徐州遭到佔據，下邳城受襲擊――

　下ヒ城を守護していたのは関羽であった。関羽は城を出、果敢にも敵軍勢の中へ突進していったが、圧倒的兵力の前に孤立し、とある小山の上へと追い上げられた。その場からのぞむ下ヒ城からは、轟々たる火炎が立ち昇っていた。もはや遁れる術は無く、関羽は潔く敵本陣へと突入する覚悟であった。我が身の最期を悟るが如く、麓の敵陣に据えられたその眼眸しは、魔人をも退ける鋭さであった。
　　守護著下邳城的是關羽。關羽果敢地出城突進敵軍勢之中，但在壓倒的兵力之前遭到了孤立，被趕上到某座小山之上。在那場所遠眺看到的下邳城，昇起了轟轟烈烈的火燄。關羽再無遁走之術，並且有了乾脆突入敵本陣的覺悟。仿如覺悟到這是自身的最後期刻，他將眼眸掃向佔據山麓的敵陣，其目光銳利得連魔人也會被嚇退。

　そこへ一騎の将が姿を現した。それは関羽にとっては旧知である、曹操麾下の張遼であった。曹操の命により、関羽を説得し、降らせるべく赴いたのである。自らの死を覚悟していた関羽であったが、張遼の言葉に熟慮した結果、生きて玄徳との忠義を全うする路を選んだ。その際、玄徳の所在が判明したならば、即刻その許へ馳せ参じるという条件をつけた。曹操は関羽を手元へ置くことを先んじ、それを受け容れた。
　　一騎之將在那裡現出了身姿。他是按照曹操命令，到來說得關羽前赴投降。本來覺悟到自己之死的關羽，他對張遼的言詞熟慮的結果，是選擇生存下去以全對玄德的忠義。就在此際，他的條件是一旦判明玄德之所在，便可以即刻奔馳往他的面前參見。曹操為了先將關羽置於手下，決定加以接受。

　その後、許都において日常を過ごす事となった関羽に対し、曹操はこの上ない厚遇で接する日々が続いた。そんなある日、関羽の跨る馬が痩せ衰えているのを見兼ねた曹操は、新しく一頭の馬を与えた。それは、毛が燃えんばかりに赤く、一日に千里を駆けるといわれた、名馬赤兎馬であった。これまで、曹操より贈られた幾多の金品には一切の手を付けず、劉備への忠誠を示していた関羽であったが、この贈物だけには歓喜した。この喜びは、赤兎馬であれば主君劉備の許へと、即座に駆けつけることが叶うという思いから来るものであった。
　　其後，對於在許都渡過日常生活的關羽，曹操日日接續給予了無上的厚遇。有日，曹操看不過眼關羽跨馬瘦衰，便送與他一頭新的馬匹。那就是毛色赤如燃燒、一日能驅千里的名馬赤兔馬。到此為止，對曹操所贈幾多金品一切不沾手以示對劉備忠誠的關羽，卻對這一贈物感到相當歡喜。這一喜悅，是他想到赤兔馬可以讓他如願立即驅馳到主君劉備之前。

　その一月後――　袁紹の軍が白馬の野へ押し寄せたという報が許都へと齎され、曹操はこれを迎え撃たんと出陣したが、袁紹の先鋒、顔艮の前に、曹操軍は総崩れとなってしまった。曹操はこの不利な戦況を一変させるべく、許都より関羽を呼び寄せ、攻撃を命じたのである。関羽は、己が武勇を広め、その所在を玄徳に知らせる為、ただ一騎のみで討って出た。真紅の馬に跨り、偃月刀を携え、長髯を風に靡かせながら敵陣へと駆けて行くその後ろ姿は、鬼神の如き威風を備えていた。
　　那一月後――袁紹的軍隊向白馬郊野推進的報告齎到了許都，曹操出陣在此迎擊，但在袁紹先鋒顏良之前，曹操軍陷入總崩了。曹操為一變這種不利的戰況，從許都將關羽召喚過來，並命令他進行攻擊。關羽為了宣廣自己的武勇讓其所在為玄德知悉，隻身一騎出陣討伐。腳跨真紅色的馬匹、手攜著偃月刀、長髯隨風飄揚地驅行向敵陣的他的後背身姿，可謂具備了有如鬼神的威風。

目的：

－ 顔艮を討ち、その首級（聖なる箱）を本陣内の曹操の許へ運べ。
－ 討滅顏良，將其首級（史前古物）運回本陣內的曹操之前。
－ 西方の黄河沿岸に居るであろう、文醜を討て。
－ 將位居西方黃河沿岸的文醜討殺。
－ 関羽、または曹操が討たれると敗北となる。
－ 關羽（亞歷山大）或曹操（伊阿宋）遭到討死就會敗北。

ヒント：
提示：

－ 顔艮の兵は、向かって来る者のみを倒せ。
－ 顏良的兵隊祇會擊倒向著他們來的人。
－ 西方からの敵を、陣に誘い込め。敵軍が乱れたならば、その間を疾風の如く駆けぬけ、文醜を討て。
－ 將西方的敵人誘進陣內，而在敵軍遭擾亂的期間如疾風一樣驅馳去討殺文醜。

結果：

　関羽の振り翳す偃月刀の鋭さは、顔艮の思惑の域を遥かに超えており、顔艮の身体は、その中央を境に裂き砕かれた。そして、顔艮の仇を討たんと名乗をあげた文醜においても、顔艮の運命をなぞるがごとく、偃月刀の餌食となったのである。
　　關羽揮舞的偃月刀的銳利遙遙超越顏良思惑的領域，顏良的身體以其中央為境碎裂開去。然後，為替顏良復仇而報上名來的文醜，就好像跟隨顏良的命運一樣，成為偃月刀的獵物。

　顔艮・文醜を討たれた袁紹は、一時陣を掃い、引き揚げざるを得なくなった。そしてこれを看てとった曹操も、一先ず許都へ馬首をめぐらし、決戦はまたも時を改めるに至った。
　　顏良、文醜被討殺的袁紹，一時間不得不掃陣引兵揚長而去。接著看到這樣子的曹操，亦暫且將馬首撥回許都，以至決戰又改變了時日。

結果：

　曹操軍を倒し、更に勢いづいた袁紹軍に立ち向かう者は現われなかった。
　　曹操軍被擊倒，勢必更加不會再出現敢站在袁紹軍面前的人了。

狂~劇情狂

関羽千里行
關羽千里行

歴史的背景：

　関羽が白馬、延津にて、顔艮、文醜を討ち滅し、袁紹の軍を一時退却に追い込んでいた頃、主君劉備玄徳は袁紹を頼り、冀州城内に在った。そして玄徳は、義弟である関羽が、袁紹軍の気勢を殺いだ為に、苦境の立場に晒される事となったのである。袁紹は玄徳に対し、関羽を己が麾下に加えることが叶ったならば、貴公の罪を問わぬとし、玄徳は即刻、関羽に自らの所在を伝えるべく、許都へ密使を差し向けた。
　　就在關羽於白馬、延津討滅顏良、文醜並將袁紹的軍隊逼得一時退卻的頃刻，主君劉備玄德卻是依賴袁紹留在冀州城內。在那裡的玄德，因為義弟關羽挫殺袁紹軍的氣勢，落入了苦境的立場。袁紹對玄德表示將關羽加入自己麾下的話就不加以問罪，而玄德即刻向許都派出密使對關羽傳達自己的所在。

　関羽は、許都にて再び平穏な日々を送っていたが、そこへ密かに忍び込んだ使者が訪れ、玄徳がしたためた書状を手渡した。関羽は主君が健在であることに歓喜したが、書状を開いた途端、その面持は愁いだものとなった。そこには、死して義弟の功名を願うと記されていたのである。長嘆した関羽は、必ずや主君に後会し、忠義を全うせんとの書状を使者に託し、曹操に辞去を告げ、主君の許へと馳せつける決意をした。
　　關羽再次在許都回歸平穩的日子，而在那裡有一名秘密來訪的使者將玄德所寫書狀親手交給他。關羽對主君健在感到很歡喜，不過在開讀書狀的時候，他的面容卻是越發憂愁。那裡竟然寫著願意將自己之死記為義弟的功名。為此發出了一聲長嘆的關羽，把表示自己必定與主君後會以全忠義的書狀交託給使者，同時去向曹操告辭，並且決意奔馳回到主君之前。

関羽千里行　　建安五年（西暦200年）　難易度：★★★　所要時間：12分以上　

シナリオの説明：

　関羽が、主君劉備玄徳の許へと馳せつける時が訪れた――
　　關羽奔馳回到主君劉備玄德之前的時間來訪了――

　白馬、延津の戦いから幾許の月日が流れたある日、冀州城内に劉備玄徳が健在である事が関羽の耳に入った。関羽は曹操の陣営に降る際、玄徳の所在が判明したならば、即刻その許へ馳せ参じるという約束を交しており、これを拠として許都を立ち去る時が到来したのである。
　　從白馬、延津之戰起又有幾許月日流逝過的一日，劉備玄德於冀州城內健在一事傳入關羽的耳中。在關羽投降曹操的陣營之際，他們曾經交下一旦判明玄德所在就可以即刻奔馳往他之前參見的約定，而根據它關羽離去許都的時間到來了。

　そして関羽は曹操に辞去を告げるべく、丞相府へと赴いた。しかし乍ら、そこには避客牌が掛けられていた。避客牌は、何人も来訪を謝絶するというものであった。曹操は、関羽が礼儀を重んじることを逆手に取り、合わぬ事で引き止めようとしたのである。しかし、関羽の心は玄徳へと向いていた。やむなく関羽は無断で立ち去る決意をし、置手紙をしたため、曹操より贈られた財宝の類を丁重に並べ、主屋の隅々まで掃き清めた後、許都を後にしたのである。去り際もまた見事であった。
　　於是關羽去向曹操告辭，並趕赴丞相府。儘管如此，那裡卻高掛避客牌。所謂的避客牌，就是要謝絕任何人來訪。曹操反過來利用了關羽對禮儀的重視，企圖阻止他們會合一事。不過，關羽的心始終是向著玄德的。無奈之下關羽決意擅自離去，他留置了一紙手書，將曹操財寶之類的贈物鄭重地並排好，又把主屋每隅清掃乾淨以後，便將許都拋在身後。他在離去之際做事仍然那麼漂亮。

　関羽の一行は、幼君を抱いた甘・糜二夫人を乗せた車とともに、一目散に北へと向った。そのしんがりには、旭を浴び、神妙な面持の関羽の姿が在った。
　　關羽一行人伴隨抱著幼君的甘、糜二夫人所乘坐的車，一溜煙地向北前進。在那殿後著的，就是沐浴在晨旭下、神色坦然的關羽的身姿。

目的：

－ 関羽よ、夫人を乗せた車（聖なる箱）と共に、張飛の在る古城へ辿り着け。
－ 關羽要與夫人乘車（史前古物）共同抵著張飛所在古城。
－ 途中、五つの関所がある。すべての関所の太守を討て。
－ 途中會有五個關所，將所有關所的太守討殺。
－ 古城へと辿り着いたならば、蔡陽率いる軍が押し寄せる。蔡陽（精鋭重騎兵）の首級を挙げよ。
－ 抵著古城以後，蔡陽率軍推進過來。將蔡陽（金甲騎兵）的首級給取下來。

ヒント：
提示：

－ 第一の関所、東嶺関は問題にあらず。一刀両断にせよ。
－ 第一個關所東嶺關沒什麼大問題，將它一刀兩斷就行。
－ 第二の関所、洛陽は、太守韓福を真っ先に討て。
－ 第二個關所洛陽要先將太守韓福討殺。
－ 第三の関所、沂水関は、壁の向こうの兵を見定めながら進め。そして関所内では、普浄という僧侶が力となる。普浄が在る鎮国寺を探せ。
－ 第三個關所沂水關要看清楚牆壁背後的兵隊才前進，而在關所內有叫普淨的僧侶提供助力，探索普淨所在的鎮國寺。
－ 第四の関所、ケイ陽では、胡班という兵が手助けをしてくれるであろう。
－ 第四個關所滎陽會有叫胡班的士兵伸出援手協助你。
－ 第五の関所、滑州は、難関とは言い難いが、油断してはならない。残りの体力がカギとなる。
－ 第五個關所滑州是很難說的難關，千萬不能大意，殘餘體力將是關鍵。

結果：

　とある山頂の古城にて、張飛との再会を果たした関羽は、主君に再会すべく、河北へと向かった。冀州との堺まで辿り着くと、そこからは孫乾のみが、ひそかに冀州城に入り、玄徳にこの由を告げたのである。玄徳の躍心は言葉で言い表せぬほどであった。そして玄徳は、関羽の在る国境へと向った。
　　在某個山頂的古城，順利與張飛再會的關羽又前向河北與主君再會。他到達冀州的邊界，並在那裡讓孫乾偷入冀州城，將事情的因由告訴玄德。玄德的心情雀躍得無言以表。然後，玄德就向關羽所在的國境進發了。

　主従再会の瞬間――　互いに声を発し、名を叫ばんとしたが、溢れんばかりの泪で声にはならなかった。これを見守っていた者たちも皆、その泪は拭うことも叶わぬ程であった。
　　在主從再會的瞬間――他們互相發聲，高叫對方名字，而且聲淚橫溢。看著這場面的人們，他們的眼淚皆擦拭不止。

　一行は古城へと路を急いだが、臥牛山の麓を過ぎようとした折、一人の偉丈夫に遭遇した。それは意外にも、趙雲子竜であった。それは、なにか深い絆で結ばれたかのような再会であった。
　　一行人沿路急急向古城前望，而在經過臥牛山麓的節骨眼，他們遭遇一名好漢。令人意外的是，他是趙雲子龍。好像是被什麼深厚的羈絆結連著，他們就那樣再會了。

　かくして――　劉備玄徳の下に、関羽・張飛が戻り、趙雲・孫乾・簡雍・糜竺・糜芳が集まった。そして、さらには周倉と関平が加わることとなったのである。これはまさしく天祐であった。
　　因此――關羽、張飛回到劉備玄德之下，又集結了趙雲、孫乾、簡雍、糜竺、糜芳。此外，還有新進加入的周倉與關平。這實在是天祐。

　その後玄徳は、汝南を支配していた劉辟を説き、劉辟に代わってその主座となった。これは、玄徳の義を重んずる心が成したものであった。
　　其後，玄德說服了支配汝南的劉辟，代替劉辟接任當地主座。這些都是靠玄德重義之心成遂的。

結果：

　劉備玄徳と義を結び、生死を同じゅうせんとの誓い――　今ここに、昔日の誓いは破られた。
　　和劉備玄德結義要生死與同之誓――現今此刻，昔日之誓被打破了。